絶望の隣は希望です!

  • 小学館 (2011年9月26日発売)
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感想 : 37

「いまが青春!」と85歳のやなせたかしさんは日々つぶやいている、と。

「人生、一寸先は光だよ」と、48歳の時大先輩に励まされ。
そして人生は満員電車だと、我慢して乗っていると、次々に人が下りていって、いつの間にか席が空いて座れる。降りたら負けよ。まさに「継続は力」ですな。
そして「人生は喜ばせごっこ」、われわれはお互いに「喜ばせごっこ」して生きていると、私も人が喜ぶことがいちばん楽しいことだということが、年を取るごとに感じていますな。

また、やなせたかしさんは、“らしく”という言葉が嫌いで、「もう、いい年なんだから」とか「老人は老人らしく」、古希になって年相応に暮らさなければと思っていましたが、そうか遠慮するんではなく「この年だからこそ、やりたいことはどんどんやってみよう」と。

「オシャレは心を豊かにし、気持ちを前向きにする健康法で、オシャレするには、まず気迫がないとできない」と。ファッション業界で過ごしてきた私でもこの頃、家の周りでウロウロするだけでもういいかと思う日が多くなってきたのですが・・・「オシャレは気力です」と、明日何を着ようかのコディネートを寝る前に考える楽しみを大切にしなければ。

♪なんのために 生まれて
なにをして 生きるのか
こたえられないなんて
そんなのは いやだ!

これ「アンパンマン」のテーマソングです。

やなせたかしさん、2013年10月13日死去。享年94。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 生きる
感想投稿日 : 2022年6月1日
読了日 : 2022年2月22日
本棚登録日 : 2022年6月1日

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