周りから天才ピアニストと呼ばれる五九子の父、小幡宗吉は小説家。娘を深く愛しているのに娘に対して反感を持ってしまう。愛人と住んでいるため妻とは別居しているが事あるごとに娘に手を挙げ、暴力と神経衰弱と見なされ五九子の周りにいるパトロンや宗吉の旧友長谷部から精神病院へ入れられてしまう。「心にも無いことは言わない。本当に腹から出てくる以外の言葉は出さない」と人生に不器用な生き方をする宗吉は周囲の人間と摩擦しか起こらない。帯に「天才美少女と父」とあるが、五九子が美少女であるという記述は一切無かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年8月7日
- 読了日 : 2012年8月7日
- 本棚登録日 : 2012年4月29日
みんなの感想をみる