『富士日記』、『犬が星見た』、『ことばの食卓』、『遊覧日記』、『日日雑記』から抜粋した文章と上記単行本未収録の文章8篇とともに、そうそうたる顔ぶれのエッセイ、評論、村松友視と川上弘美の対談など、まるごと1冊ギュッとしぼったエキス満点の武田百合子本。写真も多数。『犬が星見た』のソ連旅行の写真が掲載されているだけで得した気持ちになります。見る人、見者、意味を持たない、人間をも物として写してる目を持った人としての武田百合子という着眼点の巌谷国士のインタビューが興味深かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年6月5日
- 読了日 : 2012年6月5日
- 本棚登録日 : 2012年6月3日
みんなの感想をみる