ドグマ・マ=グロ (新潮文庫 か 18-5)

著者 :
  • 新潮社 (2003年3月1日発売)
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本棚登録 : 164
感想 : 21
3

幽霊がでてきたり、マッドサイエンティストと
ヌルヌルクリーチャーのホラー・オカルト?
謎の組織と不気味な男たちはサスペンス?
次元の違う世界とパラレルワールド、超能力を持つ老婆
のSF味付け。
年上の女性への淡い恋心、あの人とこの人の過去の関係
シリアス・ドタバタ・コミカルなやり取りの二人の男女
認知症の人々のドラマを交えて、たくさんの人が
非業の死を遂げる。けど、グロくなく、特に怖くなく
あまり悲しくもない。ごちゃ混ぜ娯楽作。

ただ、ショロホスクという名前(地名)と
最終盤現れるもう一つのショロホスク体の名前(おしい?)
それにオチを読み終わると、
私たちが見ていた世界が何だったのかなんだか分かる。
(小説だから当然といえば当然)

とりあえずタイトルの元になった「ドグラ・マグラ」を読む。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本-SF的
感想投稿日 : 2012年1月10日
読了日 : 2012年1月10日
本棚登録日 : 2012年1月10日

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