すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術

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  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2011年4月13日発売)
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本書の目的は、いろいろな情報の整理を、すべて紙一枚で達成するための方法の紹介です。

結論は、複雑だったことがシンプルになると、モノごとはうまく回り始めます。モノごとがうまく回り始めるとあなたの仕事もどんどんシンプルになっていきます。何をしたらいいのか、わからない。とあれこれ手を出すより、シンプルに考え、シンプルに行動する。そのために必要なことは紙1枚

紙1枚にするための7つのフォーマットが紹介されています。

①Sの付箋:仮説検証

②16分割メモ:メモ帳の機動性、ポストイットの「ブロック単位のメモ」、ノートの「作業性」の3つのいいとこどり
・カラーコード、色に意味を持たせる
・情報をインプット、アウトプットするときには視覚的に分けることを考えるようにしましょう

③キラーリーディング:限られた時間で膨大な資料や多量の書籍の中から、そのエッセンスだけを抽出すること
・どれだけたくさん資料があっても、それを見ればわかる紙を1枚用意してくれ。
・キラーリーディングの5つのステップ
 ①問い ②16のキーワード抽出 ③3のキーワード抽出 ④メッセージ ⑤本の中身の集約
・キラーリーディングをすれば、断片的に散らばっている情報を整理しなおし、全体的な視点から、構造的に読み解くことができる

④1枚引継ぎマップ:いらないものを捨てるためのリスト作り
・書類やプレゼン資料にあれこれ詰め込んでも、「何が言いたいのかわからない」資料ができるだけ。
・いらないもの使わない者を思い切って捨てる。ストーリー作り。
・マインドマップをつかう

⑤マッピング・コミュニケーション
・マッピングコミュニケーションとは「話の地図」を作ること
・中央にテーマを書く。論点1,2,3を書く。論点ごとに議論を展開する。結論が得られる。それを、NextStepに落とし込む
・利点 ①会議の論点がぶれない ②会議を振り返ることができる ③会議の時間が短縮される ④全員の意見がでる ⑤モノごとを構造化してとらえることができる

⑥1・2・3マップ:ロジカルシンキングの3つの型で考える
・トヨタのA3 ①背景 ②現状 ③ゴール ④課題 ⑤解決策 ⑥計画 の6つを織り込む
・1メッセージの長男 2W1H(What、Why,How)の次男 3の法則の三男 3つの理由 3つの利点

⑦物語プレゼンテーション:ストーリーで人を動かす、物語にすることで説明をシンプルにする
・3幕 
 第1幕 オープニング 現状、変化、問いでひきつける
 第2幕 メイン
 第3幕 エンディング

目次は以下の通りです。

まえがき
第0章 紙1枚で整理するとはどういうことなのか
第1章 思考力・仮説力を磨き上げるSの付箋
第2章 インプット・アウトプットの効率を劇的に高める16分割メモ
第3章 本を1冊15分で読むキラー・リーディング
第4章 いらないものをシンプルに捨てる1枚引継ぎマップ
第5章 会議時間を半分にするマッピング・コミュニケーション
第6章 言いたいことが誰にでも伝わる3つの型と1・2・3マップ
第7章 どんな相手も納得させる物語プレゼンテーション
あとがき

読書状況:いま読んでる 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年6月13日
本棚登録日 : 2022年6月11日

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