三四郎 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1948年10月27日発売)
3.55
  • (373)
  • (671)
  • (1108)
  • (110)
  • (28)
本棚登録 : 8341
感想 : 627

一読すると青春小説ですが、なかなか重層的、かつ、ペダンチックに書かれてますね。読み方で印象が変わります。暗喩や伏線がそこらじゅうに意味ありげに置かれているのも、宝探しゲームみたいです。読者層が広く、再読を誘う不思議で愛すべき小説ですね。漱石がこの路線を極めていれば、日本文学の世界的レベルも高まったでしょうに。残念です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年6月24日
読了日 : 2019年6月24日
本棚登録日 : 2019年6月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする