女 (新潮文庫 ふ 18-9)

著者 :
  • 新潮社 (2006年2月1日発売)
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本棚登録 : 26
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図書館の本

内容(「BOOK」データベースより)
よるべない心を抱えて、都会を行きまどう者たち。偶然の出逢い、言葉より速い愛撫、終わりの予感がすべてを加速させる。冷たすぎる孤独を、性愛の炎で溶かし合ったのも一瞬、クライマックスの先には、虚無が待つ―。憂愁に満ちた七〇年代のパリで、若い異邦人である主人公が、年齢も背景も異なる女たちと交わした、六つの情事の記憶。せつなさと官能が匂い立つ、濃密な恋愛物語。

小池真理子のご主人というだけで手にとって読んでみました。
うん、フランス耽美的。かな?
白人の女性の書き方がそうそう!って思ってしまう場所多数。
個人的には「イザベラ」が好き。
女性は白人で男性が日本人。日本人の男性のほうがベースにやさしさが見えるのは作者の観察力の結果か、願望か、ちょっと気になったりしました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説
感想投稿日 : 2010年6月21日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年6月21日

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