重松さんの言葉に元気をもらいたくて読んだ。以前読んだ『青い鳥』がすごく大好きだったので、こちらも読みたいと思っていた本。
帯の『ひとりぼっちだなんて思わないで。』にも惹かれた。
吃音の少年の日々が淡々と語られるが、子どもの気持ちに胸がいっぱいになる。あさのあつこさんの解説もすごくよかった。また読みたい。
★でも、ぼくはぼくで、君は君だ。君を励ましたり支えたりするものは、君自身の中にしかない。
★「君はだめになんかなっていない。ひとりぼっちじゃない。ひとりぼっちの人なんて、世の中には誰もいない。抱きつきたい相手や手をつなぎたい相手はどこかに必ずいるし、抱きしめてくれる人や手をつないでくれる人も、この世界のどこかに、絶対いるんだ」
★「ええか。今日は一生のうちでたったいっぺんの今日なんじゃ、明日は他のいつの日ともとりかえっこのできん明日なんじゃ、大事にせ。ほんま、大事にせよ、今を、ほんま、大事にしてくれや……」
★君が話したい相手の心の扉は、ときどき閉まっているかもしれない。でも、鍵はかかっていない。鍵をかけられた心なんて、どこにもない。
★「それがほんとうに伝えたいことだったら……伝わるよ、きっと」
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月20日
- 読了日 : 2022年2月20日
- 本棚登録日 : 2022年2月20日
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