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この時代の、北東北の歴史には興味があった。
全国各地様々な雄が現れ、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の流れの中に集約されていく戦国時代にあって、東北地方はやや影の薄い所がある。
伊達政宗や最上義光など魅力的な武将も多いが、みんな南東北なのだ。
教科書などで見ていると「九戸政実の乱」というのが戦国時代の終わりの方に少しだけ出てくる。
これはなんだろうとずっと思っていたのだ。
天下の趨勢が秀吉にほぼ定まった段階での地方での反乱。
たった5,000の軍勢で10万(6万)の討伐軍に籠城戦を挑んだ九戸政実の乱」。
年表だけでみるとあっさり制圧されたように見えるこの「九戸政実の乱」を描いた本作なのである。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2016年9月16日
- 読了日 : 2016年8月31日
- 本棚登録日 : 2016年8月12日
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