6年ちかくお付き合いのあるマイミクさんから、小川洋子さんの考え方が私に似ているといわれました。彼曰く
>彼女のエッセイや小説などデビュー作から全て読む中での変化と言うか、彼女の作品のテーマの選び方や探究心の部分にそう感じるので1作品だけではちょっと感じ取れないかもしれません
というわけで、少しずつ彼女の作品を読んでみようと。その記念すべき一冊目。
「冬眠中のヤマネ」にはすごく感動しました。
全部読み終わってから、また読みました。
次に好きなのは「槍投げの青年」です。
人は誰かのためにしたことーそれが無意識であってもーが自分のためにもなっているのだと思いました。
「こんなにしてやっているのに恩知らずめ。」
という考えは絶対間違っている。
さて、この本を読んだら誰でも考えるでしょう。
もし自分がこの場にいたら、なにについて語るかしら?
いろいろ考えたけど、地球の裏側に遺跡旅行して、人質になって…同じ立場になったときに初めて自分の中にあった何かが湧き上がってくるんじゃないかなあと思いました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆小説☆
- 感想投稿日 : 2018年2月27日
- 読了日 : 2012年7月25日
- 本棚登録日 : 2012年7月25日
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