先日読んだ篠沢教授の「美しい日本語の響き―母国語を知り、外国語を学ぶためのレッスン」と同じ頃に書かれていて重複するところもあるけど、こちらもとても面白い本でした。
たしかに篠沢教授は「古代の心」でのびやかに生きようとされているのですが、この題名からうけるイメージからは考えもしない内容でした。
闘病記なかのかと思っていたのですが、全然違って、歴史とか社会学が好きなかたに大変楽しめる内容です。
そういうかたたちが、この題を見てこの本を手に取ることはないのでは?そうしたら残念です。
あとがきは児玉清さん。この10か月後に亡くなったのですが、このときはまだお元気だったようです。お二人は学習院大学演劇部で知り合い、その後役者になりたかった教授が学者に、学者になりたかった児玉清さんは役者になってしまったそうです。「人生は皮肉にも逆転した」と児玉清さんが語ります。
児玉清さん、天国でも「アタックチャンス」と言って、皆さんを楽しませてください。若くして旅立ったお嬢さんとお幸せに。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
☆世界史☆
- 感想投稿日 : 2018年3月15日
- 読了日 : 2014年7月29日
- 本棚登録日 : 2014年7月29日
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