家族という病 (幻冬舎新書)

著者 :
  • 幻冬舎 (2015年3月25日発売)
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下重暁子さんは昭和11年生まれですから、今度の日曜日に80歳になられます。
小学校のときに終戦を迎え、早稲田大学を卒業してからNHKアナウンサーを経て、文筆業をされています。
穏やかな外見のわりに、とても活動的で革新的な考えをお持ちなのは、だからなんですね。

共感することも多かったけど、ときどき「ちょっとひねくれているんじゃないかなあ」と思うところがありました。
ご自身のご家族についてが、ちょっとぼやけていたから。

最後に、亡くなられたお父さんお母さんお兄さん、そしてご自分へのお手紙が掲載されています。
「彼女を作ったのは、そういう家庭環境なんだなあ」と納得しました。

彼女の言われることはもっともであり、興味深い話、本当にありがたいと思っています。
ただ、そういう情報不足の時代に育ったご両親に対して、私だったらもっと寛容でありたいと思いました。
生意気言ってごめんなさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ☆心と体☆
感想投稿日 : 2018年3月31日
読了日 : 2016年5月25日
本棚登録日 : 2016年5月25日

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