どの短編も最高に面白かった!
近未来の中国が舞台の「ポケットの中の法」は、雰囲気が抜群。
雨に濡れた、怪物のようにそびえ立つ高層ビル。不気味に光るネオン。
路地裏で物乞いをする乞食の少年。映画になりそうだな~。
「砂と灰の人々」も面白かったです。
砂を食べて養分を摂るようになった人間。(人間と言えるのか…)
そんな彼らの前に「生きた」犬が現れるが…というお話。
荒唐無稽なストーリーながら、妙に人間くさい生々しさがあります。
出産と育児が禁止されるようになった時代のお話「ポップ隊」。
若返りや不死はいつの時代でも切望されていた事ではあるけれど、
それが現実になったら…。こんな恐ろしい世界はイヤだ(笑)
この作品の中では、唯一毛色の違う「やわらかく」はゾッとしますね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BOOK
- 感想投稿日 : 2012年4月5日
- 読了日 : 2012年4月3日
- 本棚登録日 : 2012年4月5日
みんなの感想をみる
コメント 2件
日向永遠さんのコメント
2012/04/06
ななこさんのコメント
2012/04/06