「独立国家のつくりかた」と「ニートの歩き方」に並んで、現代の日本社会の矛盾を鋭く突いた本。
私たちの時代は自分でやるしかない!
結局最後の最後に頼れるのは、セーフティネットだという切実な現実を忘れてはいけませんね。友達・家族・ひとの絆は脆いもの…。生保の不正支給が問題になったりしていますが、それでも困っている人が必要な助けを得られるような社会にしていかないと…。
ルーマニアの独裁政権時代、セーフティネットがまったく機能していない社会で堕胎(違法)を試みる女性の映画を観たけど、ひとの絆しか頼るものが無い社会は、とっても不条理で、とてつもなく面倒なんだって思った。当たり前のように享受している社会の恩恵を忘れてはいけませんね。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
├ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2012年12月3日
- 読了日 : 2012年12月3日
- 本棚登録日 : 2012年12月3日
みんなの感想をみる