嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え

  • ダイヤモンド社 (2013年12月13日発売)
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ついに、ついにですよ!
ついに手を出しました、嫌われる勇気。
様々な自己啓発本、マインドフルネスの本に手を出しては、「まあ、それができなくて困ってるんだけどね~」に落ち着いてきた。

結局、変わることが怖かっただけだ。
でも長年変わることを怖れた結果、結局今回の帰省でもすごく嫌な思いをして、いい加減これはさすがにしんどいと思ったのだ。あと何年これを繰り返すのだ、と。

東京で快適に過ごせるのは、自分の人生を生きれるからだ。
実家が苦しいのは、その時間、他人の人生を生きているからだ。

アドラー心理学でよく言われる「課題の分離」
わたしは仕事ではこれをそれなりに使いこなし、仲間を信頼し、他者貢献を感じ、幸福を感じることができている。
今の仕事を選択する際、辛かった過去を、これからの自分がそれをどう使っていくか、という武器へと変換し、過去のトラウマに支配されるのではなく、活用することで「自分の人生を選択した」のだ。
(ただ、問題は、今の仕事の特性上、他者貢献すること≒自分の承認欲求を満たすこと、になっている可能性である。結局は、まだまだ自分自身に執着して、自分しか見ていない人間なんじゃないか、と思えてくる。)

でも、仕事でそれなりにやれていること、つまり、変化を恐れず、自分の価値観(専門性)を信じ、課題を分離し、ストレスを感じながらも幸福を感じられるというはものすごいことで、現状には感謝しかない。
今度はこの感覚を、感触を、プライベート、というより実家にやればいいだけだ。
とはいえ、距離が近いと、やはりお互いに課題の分離って難しい。というか、いい歳なんだからいい加減実家実家言ってるなよ、と思う。だけど、年始はどうしても考えちゃう。物理的に距離があるっていうのは大事。

これは最近よく見る精神科医の益田Dr.の動画なんですが。
https://www.youtube.com/watch?v=S30Hi9NRX0w

実家には帰らなくていい、と断言してくれてます。
過去やしがらみにがんじがらめにされている人は、勇気をもらえます。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2024年1月8日
読了日 : 2024年1月8日
本棚登録日 : 2024年1月7日

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