魔術はささやく (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1993年1月28日発売)
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感想 : 981
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日下守は叔母の家族と暮らしていた。なぜなら母は亡くなり、父は失踪していたからだー横領犯としてー。犯罪者の子供としてあからさまに阻害されながら育った守は若くしてなんだか悟ったような一面を持つ高校生だ。しかし、今度は伯父が仕事中女子大生を轢いてしまう。女子大生が亡くなったり目撃者もいなかったため、「すごい勢いで赤信号を飛び出してきた」という伯父の言葉は裏付けがとれない。叔母や従姉の様子をみて、守は女子大生の足取りを追う。そこから見えてきたのは亡くなった娘の裏の顔からつながる不可思議な事件だった。

なんとか的確なあらすじ的導入部分を書こうと思ったんですが、どこまで書いても導入にならない!!どんどん話が展開してたくさんの問題、たくさんの人、たくさんの後悔とかたくさんの怒りとかもう、どこも面白くて・・・!!!
ミステリーで社会派でファンタジーで青春小説で、いろんな顔を持った本です!
あ・・・まさかこれが魔術・・・か・・??

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: まじめな本
感想投稿日 : 2020年4月7日
読了日 : 2020年4月7日
本棚登録日 : 2020年3月3日

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