延命処置の中断という消極的安楽死の行為、家族の希望でもあり医師として患者の状態を慎重に判断した上での行為だった。しかし数年後、患者の家族、病院、看護師に裏切られ、起訴・裁判・有罪判決へと、殺人者としての人生へ堕ちてしまう著者。
良いと信じてやるべき事をやり遂げて、その時には皆からありがとうと言ってもらえても、後になってそれはルール違反だとかグレーゾーンだとか、自分勝手だとか言われる。それも部外者から。
あるべき論を越えた情緒・教養が無い今の日本では本当に必要なことが出来なくなってしまう、しようと思う人がいなくなってしまう。
ホリエモンも良く似た事言ってたなぁ。こんな閉塞感のある日本ではビジネスは育たないって…
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会・福祉
- 感想投稿日 : 2011年6月28日
- 読了日 : 2011年6月27日
- 本棚登録日 : 2011年6月27日
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