初三島由紀夫。「さあ読むか!」っていうわくわく感と、読み始めてからのだらーっとした気分のくりかえしだった。なんていうか、まだ読んでいない部分に図らずも期待をするんだけど、いざ読むと一貫したテンションで、別段大きな変化も何もなくだらだらっと続く。話が大きく動いたのは、当然ながら序盤と、あと悠一のあれこれが実家にバレたとき、の二回くらいじゃないかな。ようこうも分厚くなるまで話を引っ張れるな、と感心すらした。自分の経験とともに捉え方が変わる気がする。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
物語
- 感想投稿日 : 2010年9月23日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年9月23日
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