禁色 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1964年5月4日発売)
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本棚登録 : 2211
感想 : 185
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初三島由紀夫。「さあ読むか!」っていうわくわく感と、読み始めてからのだらーっとした気分のくりかえしだった。なんていうか、まだ読んでいない部分に図らずも期待をするんだけど、いざ読むと一貫したテンションで、別段大きな変化も何もなくだらだらっと続く。話が大きく動いたのは、当然ながら序盤と、あと悠一のあれこれが実家にバレたとき、の二回くらいじゃないかな。ようこうも分厚くなるまで話を引っ張れるな、と感心すらした。自分の経験とともに捉え方が変わる気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 物語
感想投稿日 : 2010年9月23日
読了日 : -
本棚登録日 : 2010年9月23日

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