最後の秘境 東京藝大:天才たちのカオスな日常

著者 :
  • 新潮社 (2016年9月16日発売)
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藝大出て直ぐに就職するのは1割らしい。就職するのは落伍者?芸術をあきらめ就職するしかなかったという理由で。
確かに定年まで勤め上げるのが幸せという『常識』とは別の価値観なのだろう。
考えていることがバカ過ぎて(しかも実際にやってしまう)ついていけないヤツが沢山いるみたいですね。
充分異質なブラジャー・ウーマンはまだマシなほうなのか?
入試問題「鉛筆、消しゴム、紙を使って好きなことをしなさい」で、合格を勝ち取った人の自画像の作り方。発想と実行力が天才!
今年の春に金沢21世紀美術館に行ったが、意味不明な作品ばかりで「???」だった。
美校の藝大生曰く「アートとは、知覚できる幅を広げ分かり合おうとすること。」らしいが、分かり合えそうにないと改めて思う。
音校の藝大生曰く「音楽って生きるためにはなくてもいいもの。だけど、なくてはならないように発展してきた。」は分かる。
9月初旬の藝祭。今年はチョットしたイザコザがあって警察が来たみたいですが、勇気を出して一度行ってみようかな。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エッセイ
感想投稿日 : 2018年9月15日
読了日 : 2018年9月15日
本棚登録日 : 2018年9月8日

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