初ヒストリカル物を読んだ。リサ・クレイパスのコンテンポラリー作品は読んだことがあったが、思った通り、安心して最後まで読めた。最初は歴史物の堅苦しい雰囲気のイメージがあって、なじめるか不安だったが、読み始めて間もなく一気に引き込まれた。マナーや言い回しは歴史物らしく独特だが、特にホットな感じや描写はコンテンポラリーと変わらず。(笑)
むしろそんな時代にそこまで大丈夫か?!って心配になったり。(笑)
貴族と平民の身分の階級の差の如実さに、いまさらだけどびっくりしたが、それを乗り越えて真実の愛にたどり着くヒロインにうんうんとうなずく感じだった。ヒロインが周りの下心ばかりの男たちに屈せず貴族と結婚することにメラメラ燃えるところはなんだかコミカルでおかしかったが、母ちゃんや弟のことを思ってのことだと思うと、応援したくなるくらい、芯が強い。芯の強いヒロインにはやはり魅かれるー。ヒーローも男らしく、ヒロインに始終メロメロで一途なところがいい。頼りになるところも、なかなか。最後の火事の場面は、泣かずにいられなかった。ヒーローとヒロインがお互いへの愛情を身をもって自覚したことができてよかった。
結婚後の話が見れると予想しなかったが、しっかり楽しめた。しかしあの時代の洋服のイメージがわからず、ちょいちょい検索することも。続きのシリーズでは、リリアンとウェストクリフ伯爵の話が見れると期待。
続きのシリーズを買いに行かねば~☆
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ヒストリカル
- 感想投稿日 : 2015年3月28日
- 読了日 : 2015年3月28日
- 本棚登録日 : 2015年3月28日
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