テロルの決算 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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感想 : 40
5

沢木耕太郎作品から1冊だけと言われたら、おそらくこれにするんじゃないかなー、と思います。
もっと緻密なものもっとリアルなものもっと感動するもの、まだまだありますが、ナゼかこれが一番、澱のように心の底のほうに沈む。

ちなみに大江健三郎の発禁本「セヴンティーン」と対をなしていまして、併せて読むと沈むことさらに。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ゴラム、ゴラム
感想投稿日 : 2011年6月24日
読了日 : 2011年6月24日
本棚登録日 : 2011年6月24日

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コメント 1件

bokkoさんのコメント
2011/11/07

私も感動しました。
沢木耕太郎と山口少年、浅沼氏の組み合わせは間違いなく素晴らしい化学反応を起こしたと思います。沢井耕太郎の作品は「テロル~」が初めてでしたが、この作品を超えるものがあるのかどうか少し不安になりました。

今度、大江氏のセブンティーンも読んでみたいと思います。

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