海街diary(うみまちダイアリー)5 群青 (flowers コミックス)

著者 :
  • 小学館 (2012年12月10日発売)
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本棚登録 : 2453
感想 : 228
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あ~~良かったぁ~~。しみじみ余韻に浸り、しかる後に二度読み。

大好きなシリーズなのだけど、今回は特に心にしみた。いろんな縁でつながったり、離れたりする人たちがいて、嬉しいことがあれば、つらいこともある。当たり前といえば当たり前のこと、それが丁寧に物語として紡がれている。読んでいてずっと、優しい風を感じる。

きっちり笑わせてくれるところも、また好きだなあ。よっちゃんとチカちゃんがいい味なんだよねえ。シャチ姉とよっちゃんが仕事について語るシーンは、ウンウンそうだよそうだよねえと思わせるとてもいい場面なんだけど、その真ん中でチカちゃんがテレビの草原チャンプルーを見て笑っているという(そして二人に張り倒される)あたりが、もう吉田先生うますぎます。

ほかにも、喫茶店のマスターであるフクちゃんとか、すずのおばさんとか、いいなあと思う人がいろいろいる。わたしが特に興味津々なのがナースのアライさん。顔がまだ一度もちゃんと登場してないんじゃないだろうか。どんな人なんだろうな。そのうちアライさんのお話も読めるかな。楽しみです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: マンガ
感想投稿日 : 2012年12月11日
読了日 : 2012年12月11日
本棚登録日 : 2012年12月11日

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コメント 2件

じゅんさんのコメント
2012/12/14

うんうん、私も大好きなシリーズだけど今回は特によかったですね。(*^_^*)
風太の顔がちょっと大人になったと思いません? おっ、男前!と思えたのが嬉しかったし、ホント、それぞれ登場人物たちの成長が優しく描かれていましたよね。

たまもひさんのコメント
2012/12/14

そうそう!風太は、ふとしたときに大人になりつつあるんだなと気づかされるような年頃の男の子の感じがすごく巧みに表されてると思います。「河よりも長くゆるやかに」(古いですが)のトシをちょっと思い出したりして。

「バナナ・フィッシュ」も「カリフォルニア物語」も永遠の名作だと思うのですが、これも吉田秋生さんの代表作の一つですよねえ。

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