著者の博識ぶりがすごくよくわかる本です。
終盤近くまでは覇権を軸にした世界史で、国際秩序と銘打った本でここまで書かなければならないのか、ちょっとどうかと思いました。
というのも、結論部分はいいことを言っていると思うのですが今まで述べてきた歴史上の事項とうまくリンクして読み取ることが難しいので、少々論理的ではない記述が見られます。
ということで、もう少し構成を改めて、歴史上言えることと、現在のテクノロジーが及ぼす結果を峻別しながら、今後の世界秩序について論じた方がよかったのでは?と思いました。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
政治
- 感想投稿日 : 2016年9月23日
- 読了日 : 2016年9月23日
- 本棚登録日 : 2016年9月23日
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