前にも書いた気がするけど、昔すごく片岡義男の短編が好きで、本棚の片隅が赤くなるくらい(角川文庫の背表紙が赤かった)読んでいたのと、あとやっぱりこのタイトルに惹かれて読んだんだけど。(なんかかっこよくないですか?)
うーん、なんかおもしろくないといえばおもしろくないような。不思議な小説だった。ほんとにただの喫茶店でのどうでもいいおしゃべりをきいているような。あらすじとか登場人物とかどうでもよくて読んだらすぐ忘れているような。
現実感、生活感がないというか。そこがいいところでもあるんだけど。
でもときどきちょっとした描写がすごく好きなこととかあったりもして。うまくいえないけど、ふっと、好きに、自由に生きていいんだなあっていうようなことを感じるような。それが、登場人物の生き方とかライフスタイルに対してそう思うのか、雰囲気なのか、なんなのかよくわからないんだけど。
昔、好きだったとき、このなんだか自由な感じにあこがれていたような気がする。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月19日
- 読了日 : 2014年7月19日
- 本棚登録日 : 2014年7月19日
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