これすごく好き。とても好き。
すごく雑に言うと、科学と宗教と、世界が滅びる話。
やっぱり人間は馬鹿で悲しいなと思うし、私も馬鹿でヘンテコな悲しい生き物だなと思うけど、だからといって私はもう、そのせいで死にたくなるほど若くもない。
こういう皮肉的な物語があれば生きていける気がする。
人間なんて、善人の面と悪いやつの面を上手に使うこともできずに、全く的外れな同族意識みたいなものを持ったりして、自然にしてたらディストピアに向かうもののような気がする。
だから自分は自分自身でいなきゃ生きていけない。
けどこんなのも全部たわごとで嘘かもしれない。
ボコノン教はヘンテコだけど、でも世界も人間ももっとヘンテコね。
そういう時は、私も「目がまわる、目がまわる、目がまわる。」と言ってみよう。
良かった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
欲しいもの
- 感想投稿日 : 2014年12月9日
- 読了日 : 2014年12月9日
- 本棚登録日 : 2014年10月2日
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