「会話」ができるボノボのバースディだけが恋人の死の真相を知ってる。
なんていうか。
前半ちょっと気持ちが入らなかった。
主人公とその恋人の恋愛がイマイチぱっとしない。
なんとなく、おとなしい感じがするからかな。
もし、もっと情熱的で、そこがグイッとつかんでくれてたら後に起こる悲劇に一緒に落ち込めたんだけど。
すごく読んでて客観的になってしまった。
滅茶残念。
こういう話、もともとものすごく好きなタイプなんでするすると読めた。
恋人の死の真相に迫りだしてからはすごく面白かった。
ほんとのとこ、もっと前半のグダグダをなくしてガンガンいって欲しかった。
なんとなく筋は読めてしまったけど、でもラストはすごくよかった。
だから、なんか、すごく悔しいな。
やな感じで出てくる林原の言い分の方が最初から筋通ってて、そっちについ同意してしまったり、バースディはちょっとずーっと可哀想に思ったりもした。
多分この主人公が駄目なタイプだったんだろうな。
話の内容はすごく面白かったし、よく出来ててほんと、もったいない!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年2月3日
- 読了日 : 2005年11月30日
- 本棚登録日 : 2022年2月3日
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