第一章が猛烈に素晴らしい。絶望的な切なさが、ここだけで完成されてるくらい。なので、逆に全てが明らかになるにつれ、二人の物語が次第に色褪せてくるような気がした。
禁忌を犯す理由らしきものが、語れば語るほど後付けっぽくもあるんだよなあ。こゆテーマにつきまとう生理的な嫌悪感に勝てるほどの理由が物語の中に見つからないというか。
いや、面白いんですけど。直木賞とゆー冠がつくと期待しすぎてしまうからつい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年6月27日
- 読了日 : 2008年1月25日
- 本棚登録日 : 2012年6月27日
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