かつての日本のエリートがどんなものだったのかが書かれている本。エリートをエリートたらしめるものは、その能力の卓越さと、自分を選んだ社会に対する忠誠心。それを育てたのは、旧制の高等教育。
ちょっと古い論文なので、今どうなっているかはあまり触れられていないけれど、今はどうなのだろうか。多分、社会のために尽くそうと思っている人はいるんだけれど、忙しいのと、大衆と話が合わないのとで、見えるところに出てこないんだろうと希望的な推測をしてみる。
楽しいこととか、やりがいとか、いきがいとか、そういうものって、多分想像して想像できるほど即物的なものばかりではないはず。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
社会
- 感想投稿日 : 2010年9月4日
- 読了日 : 2010年9月1日
- 本棚登録日 : 2010年9月3日
みんなの感想をみる