夜毎の指先/真昼の果て

著者 :
  • 白泉社 (2014年1月31日発売)
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本棚登録 : 134
感想 : 7
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カバーの色合いに惹かれて購入し、内容にショックを受けて売り払ったが、また買ってしまった。
倒錯した恋愛を描き続ける作家さんだが、そのまなざしは冷静である。異性愛者は相手が自分と違う、というだけで、自分は他人と分かり合えている、つながっている、という安心感を得ている。では、同性愛は?近親相姦は?と、展開していくと、次第に恋愛と自己愛の区別がつかなくなる、しかし、それは程度問題で、同性だろうが身内だろうが、他人は他人なのである。それなら一般的な他人を愛するように愛せるのだろうか。などと作者が考えているかはよくわからない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月24日
読了日 : 2024年3月24日
本棚登録日 : 2024年3月24日

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