この「極私的網野論」は中沢新一の最高傑作ではないだろうか。
恐らく、彼が書いたというよりは何かに書かされた、それは今は亡き登場人物たちであろう。
網野善彦論としても彼の本論がわかりやすくそしてダイナミックに語られており、「網野史観」を理解するためのサブテキストとしても十分機能を果たしている。但し、網野善彦の入門書ではなく、出門書である。
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ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2013年4月9日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年2月27日
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