荒野

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年5月28日発売)
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本棚登録 : 2267
感想 : 394
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少しずつ大人に近づいていく荒野が、感じたことや体の変化を、とつとつと書いている作品。

小説家のだらしないお父さんや、全く気づかなかったが実はずっと愛人だった家政婦の人、いきなり現れた後妻さんとその息子、中学時代からの友達や、クラスの男の子などとの関わりを経て、自分の中にある感情などを、その都度落ち着いて自分の中で消化していっている荒野が、とても魅力的だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 桜庭一樹
感想投稿日 : 2015年7月4日
読了日 : 2015年7月4日
本棚登録日 : 2015年6月29日

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