少しずつ大人に近づいていく荒野が、感じたことや体の変化を、とつとつと書いている作品。
小説家のだらしないお父さんや、全く気づかなかったが実はずっと愛人だった家政婦の人、いきなり現れた後妻さんとその息子、中学時代からの友達や、クラスの男の子などとの関わりを経て、自分の中にある感情などを、その都度落ち着いて自分の中で消化していっている荒野が、とても魅力的だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
桜庭一樹
- 感想投稿日 : 2015年7月4日
- 読了日 : 2015年7月4日
- 本棚登録日 : 2015年6月29日
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