著者は寺の生まれでもないのに仏門に入り、ホスピスで働いていた僧侶。ホスピスというのは死ぬ直前の人たちがいる場所だから、当然多くの患者の死に際に立ち会う。そこで見聞きしたエピソードを交え、筆者の死生観とか孤独な人を取り巻く社会のあり方などが論じられる。
孤独死の捉え方はやや私と異なるものだったが、実際の死者を数多く看取ってきた人の言葉は重く受け止めるべきだろう。理想的な死に方はなかなかできないものだが、どんな死に方にせよ準備しておくことは必要だ。
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- 感想投稿日 : 2017年6月24日
- 読了日 : 2014年6月4日
- 本棚登録日 : 2017年6月24日
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