冷静と情熱のあいだ Blu (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2001年9月20日発売)
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江國香織さんのRoseを読んだのが確か11月。
あの時の情熱が冷めないうちに辻仁成さんのBlueを手に取った。


Roseのラストであおいは「ひきとめてくれない順正の正しさと誠実さを、考えてみれば私は愛したのだ」と考えていたようですがそれは勘違いだとわかりました。

順正は再会してからお互いの事を話していく上で、あおいの変わらない冷静さと芯の強を再確認し、彼女が今回の再会を期に全てを清算しようと思っていると勘違いしていた。
だから引き止めれなかった・・・

本当に些細なすれ違いで人の人生は大きく変わってしまう。

Roseではその一瞬だけ交わる情熱が美しく思える反面、愛する人と結ばれないことがやはり悲く感じたのを覚えています。

てっきり2人はそのまま別れたのかと思っていました・・・

でもBlueのラストには諦められない順正の走る姿がありました!

そうこなくっちゃ!!(o^^o)

その後どうなったかはわかりません。
でもこのBlueを読んだ上で私は静かに祈る。
順正の8年越しの想いが届きますようにと。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月13日
読了日 : 2020年1月11日
本棚登録日 : 2020年2月13日

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