95点。訳がもっとよければ100点なのに!
「博学競技会」(これも訳が悪いよね「雑学クイズ大会」とか「クイズ大会」にできなかったのか)で6年生(日本の小学6年生)である四人のチームが8年生(中学2年生)チームを負かすという手に汗握る展開がおもしろくないわけがない。
だって、いわゆる日本で言う「高校生クイズ」が中学生まで参加OKで、中学生チームが優勝するというストーリーなのだから。
その「クイズ大会」を主軸にチーム四人のバックグラウンドと彼らが親友になるまでが描かれる。
四人がそれぞれ個性的・魅力的で(アメリカならでは人種が異なる)、コーチは車椅子の女性なのだけれど、そのコーチもとっても素敵。amazonのレビューでは人物表をつければという意見があったけれど、わたしもその意見に大賛成。
岩波でなく偕成社あたりで人物表付きの別訳を出してくれればいいのだけど、カニグズバーグの版権はほとんど岩波がもっているから実現は不可能なんだろうね。
せめてブックトーク等で紹介する際には、人物表を自作しておすすめしたい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
児童書・小学高〜
- 感想投稿日 : 2012年11月24日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2012年10月28日
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