18世紀は蒸気機関などの科学の発明と発見、20世紀は大油田の発見と内燃機関の発明、そして人々は大量生産システムの開発に明け暮れる。ここまでは実体経済で資本主義を語ることができた。しかしながら21世紀になると、世界経済を牽引するのは実体経済を伴わないマネー資本主義にとってかわられた(P250参照)
それを支える金融工学についての説明「株価や為替の変動などのリスクを科学的にコントロールする技術」である。この金融工学の公式を利用して投資商品の値動きのリスクに投資家が対応できるようになった(その様に思っていただけ)開発者はノーベル経済学賞を受賞する。
だが、その危ういモノの正体はリーマンショックで暴かれることになる。人工知能に為替取引をさせようとする試みもたぶん失敗におわるのか(笑
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
IT・ビジネス・投資・金融・経済小説
- 感想投稿日 : 2017年3月31日
- 読了日 : 2017年3月22日
- 本棚登録日 : 2017年3月22日
みんなの感想をみる