“エスニックジョーク”、ご存知の方も多いかと思いますが、国民性や民族性の特徴を端的にとらえた風刺ネタで笑いを誘うジョークとなります。行きすぎると民族差別などにもつながるため、なかなか舵取りが難しい部分があったりも、、
あくまでジョークなので、“ウィットとして受け入れられるかどうかを十分に配慮しながらジョークを披露する”との気遣いが大事なります。そういった意味で、ジョークは会話(コミュニケーション)の潤滑油なのかな、と感じさせてくれたのがこちらです。
日本人である私としては、日本人がどう見られているのか(生真面目、高い技術力、融通がきかないなど)を覗けたのも楽しかったのですが、諸外国の民族や国民に対するイメージに触れることができたのも非常に面白かったです。
そういった意味ではある種、比較文化的な視点を得ることもできるのでしょうか、、あくまでステレオタイプですので先入観につなげてしまうのは危険でしょうけど。それでも、結構意外な特性が見えたりもして、ふむふむと。
出版は7年前(2006年)ですので時事ネタは大分風化していますが、いま読み返してもうなずいてしまう部分が多かったです。疲れた頭を柔らかくしたいなぁ、なんて時にパラパラとめくってみたりも楽しそうですし、異文化な方々との会話の引き出しとして持っておくのもよさそうです、なんて風に感じた一冊です。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
カルチャー
- 感想投稿日 : 2013年9月20日
- 読了日 : 2011年5月2日
- 本棚登録日 : 2011年5月2日
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