村上春樹さんが、これほどクラシック音楽の造詣が深く、優れた聴き手であるとは、失礼ながら存じ上げませんでした。ジャンルが違う村上さん相手だからこそ、小澤さんも自らについて、自らの音楽について、本音で話されている、という感じが伝わってきました。
お忙しい、そして体調も思わしくない小澤さんが、自らテキストとして残すことは困難なことだと思いますが、村上さんというよい聴き手であり良き表現者との出会いで、小澤征爾さん(の音楽)が言葉として残されていくのは、本当に価値のあることだと思います。
小澤征爾スイス国際音楽アカデミーの章を読んでいたら涙がでてきました。
これ、読んでると、先日発売されたCD欲しくなります。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
音楽
- 感想投稿日 : 2013年5月17日
- 読了日 : 2013年5月16日
- 本棚登録日 : 2011年11月9日
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