父を題材にした2編。再読です。最初に出会ったのは中学生の時、国語の先生に薦められて。名文というものは、こういうものですよ。と言われるまま手に取り、当時はさほど内容には興味を持てず、ああ、文章ってこういうものなのね。と、半ば作業的に読んだものでした。そしてそれからだいぶ年月を経た今回。身近な人の死に幾度か触れ、健在ながらも老いていく父を持つ身になり、ようやく文面から、情景や心境に実体を感じる事ができるようになってきました。またしばらく時を置いて読み返したらどう変わるか。10年後くらいに、また再読したいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
文庫
- 感想投稿日 : 2012年9月17日
- 読了日 : 2012年6月23日
- 本棚登録日 : 2012年9月17日
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