レインツリーの国 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2009年6月27日発売)
3.68
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ブクログのオススメ女流作家10選。
原田マハさんの「キネマの神様」に続いて
二作目。
有川浩さんの作品なので
かなり期待して読みました。

聴覚障害のある彼女との恋愛のお話。
関西弁のポジティブ伸くん。

役者さんなら
桐谷健太くんなのかなぁ?とか思いながら
サラッと読めてしまいました。

あとがきで
作者の書きたかったのは
「しょうがいの話」ではなく
「恋愛の話」だと述べておられるので
少し重いテーマにもかかわらず
そう思えたのかもしれません。

ただ、これも作者があとがきで述べておられますが
「自転車のベルが聞こえない人に対してイラッとする」
という感覚
私にも覚えがあり
ひょっとしたら、私も知らない間に
そういう方と遭遇していたかもしれない、
と思いました。

これからは
いろんな場面で
この本のことを思い出して
ゆとりのある態度をとれたらいいな、
と思います。





読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年6月2日
読了日 : 2020年6月2日
本棚登録日 : 2020年6月2日

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