黙示

著者 :
  • 新潮社 (2013年2月22日発売)
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本棚登録 : 529
感想 : 95
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農業問題に焦点を当てている。世界規模の食料を問題を解決するためには、日本が出来ること、するべきことは何であるのか?GMO(遺伝子組み換え食品)を利用することは必要なのではないかという視点である。
プロローグの、蜜蜂と農薬の話は、物語の伏線である。安全な農薬でもすべてに無害なわけではない。被爆されれば、アレルギーを起こす人もいる。農業は、国の政策で保護されるところもあるが、減反している。高齢化して、若者は参加しない。
解決策としてGMO。★反対の立場は、人体への影響が未知であること。☆促進の理由、高齢化対策として、重労働の軽減、生産性の向上。品種改良を長期で行ってきたが、それを短縮した方法である。天候や砂漠化などに対応できる品種改良は、有効手段となる。
政権により、政策も変わる。現実社会でも、物語と同じ、農業問題が表面に現れてきたようだ。

今回は個性のあるキャラクターがいない。多くの登場人物のなか、飛びぬけた人はいない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 医療心理薬
感想投稿日 : 2013年12月4日
読了日 : 2013年5月17日
本棚登録日 : 2013年4月8日

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