iPhone vs. アンドロイド 日本の最後の勝機を見逃すな! (アスキー新書 185)
- アスキー・メディアワークス (2011年3月10日発売)
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タイトルとは逆に、IPhoneとアンドロイドは競合しないという論が展開。
この考えは何の本か忘れたけど、読んでいたので再確認した感じ。
要約すれば、ハードを売りたいアップルと広告枠を広げたいグーグルが
競合するわけないってこと。
それにしても、アップルやグーグルが呼び水とビジネスモデルを明確に
分けているってとこはやはり凄いな。
選択と集中ってことなんだろうけど、なかなかできる企業は少ないだろうな。
そんな感じで、日本の未来は?って話に進むんだけど、
著者の提言では、「ものづくり」から「しかけづくり」ってことらしい。
具体的にはアンドロイドを搭載し、その上のサービスを充実させた
高付加価値端末でアップルのような囲い込みを目指せってこと。
しかも、迅速にトップ主導で。
明快な答えを示してくれてるけど、なかなか実現しないだろうな。
著者もふれてるけど、予定調和が大好きな社会で、
「しかけ」を作るって発想はきびしい。
たぶん、「しかけ」を考えられる環境の整備から。。。
ってことをやってる間に、手遅れになりそう。
まずは適材適所くらいからはじめられないものかな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
プライベート(本)
- 感想投稿日 : 2011年6月2日
- 読了日 : 2011年6月2日
- 本棚登録日 : 2011年6月2日
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