蒼い時

  • 河出書房新社 (2010年8月3日発売)
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本棚登録 : 639
感想 : 79
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◆もう、スコットランド旅行の覚書を2匹の犬に託して語るという設定だけで、犬好きの私には十分。◆パラパラと気楽に読む。タロットカードみたいな本。体調や気分によって、読み取れる意味やイメージが変容する。◆こんなところで日本語がでてくるなんて! しかもこんな言葉(笑)◆原題直訳は「蒼い時」。挿絵の背景もまさに青。「黄昏時」という意味で用いられるらしいが、2匹の対話のつかみどころのなさは「黄昏」の語源「誰そ彼(たそかれ)」に、なるほど似つかわしい。◆手元に置きたい「愛らしい(by訳者)」本。眠る前の理想の1冊。【2013/03/13】

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 絵本
感想投稿日 : 2013年9月5日
読了日 : 2013年3月13日
本棚登録日 : 2013年9月5日

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