2011年って、結構前だなぁと思ったけれど、そうでもないのか。
現在、7冊まで出ている『れんげ荘』シリーズ。
古本屋でふと目に止まり、とりあえず一冊と買ってみた。
日々の仕事に嫌気がさして、仕事を辞めて、月10万円の貯金切り崩し生活をする事に決めたキョウコ。
家賃3万の古いアパートれんげ荘は、そりゃ夏は暑くて冬は寒い、虫は出るわ、湿気てカビるわ。
想像以上の生活にも関わらず、何だか楽しめている。
こういう作品は、もっとほんわかしたり、温かい周囲の人々との関わりや、その人たちから出る名言的な言葉とかかと思いきや、確かに周囲の人との関わりはあるけれど、思ったよりも普通だった。
あー、でも、だからこそ良いのかもね。
はて、7冊。どういう物語展開になるのだろうと気になるところ。
それにしても、キョウコも母親との関係が嫌なら、もっと遠くの田舎暮らし的にすればいいのに。
それに仕事を辞めるはいいけれども、何もしないをするってのはよく出来るなと。
まぁ、それが難しくて本人も苦労はしてるけれど。
同じアパートの住人(3人)は、まだ何となく分かるけれど、キョウコはこれからどうしていくのだろうか。
仕事もしないし、貯金切り崩しだと経済も回せないし、生きている意味的な何かを…。
って考えている時点で、僕も何かに侵されているのかもな。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2024年2月14日
- 読了日 : 2024年2月14日
- 本棚登録日 : 2024年2月14日
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