ドラゴン桜(8) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社 (2005年6月23日発売)
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本棚登録 : 472
感想 : 10
3

05-07-01
 本屋をのぞいてみると、ドラゴン桜の第8巻が平積みになっていました。つい、買ってしまいました。内容は以下の通り。



69限目 いい模試とは

70限目 模試当日

71限目 E判定

72限目 当たり前のこと

73限目 進振り

74限目 竹馬

75限目 夏休みの過ごし方

76限目 マーキング勉強法

77限目 理科と社会に力を注げ



 「竹馬」の考え方は面白いですね。わたしには、このような発想はありませんでした。桜木は言います。



勉強と部活動は車の両輪ではなく、竹馬であると考えるのだ

右は左のためにあり 左は右のためにあるということだ



 勉強と部活動を車の両輪のようにスムーズに回転させることは難しい。だから、発想を変え、部活動で得た経験がより「いい脳」をつくり、その脳が勉強に本気になったときの支えとなってくれる、というのです。



 部活動をするということは、何かが犠牲になります。まちがいなく、勉強も犠牲になるでしょう。何よりも、そこで努力を尽くすことで、いろいろな意味で、生きる力がつくられるのではないでしょうか。



 気になるのは、何も犠牲にしまいと、部活動も勉強も他の楽しいことも、すべてを手に入れようとして失敗する子どもが多いことです。

 

 この巻は、次の展開のための話が多いようで、今一つ盛り上がりに欠けるように感じました。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: コミック
感想投稿日 : 2007年1月6日
本棚登録日 : 2007年1月6日

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