著者初期の傑作「娼年」の
続編にして完結編。
娼夫として働く青年・リョウは、
女性の快楽の奥に何を見るのか。
主人公を通して描かれる
女性の心理描写が相変わらず凄まじい。
女性社会にいる自分ですら参考になる(何様?)
一作目ほどのインパクトはないけれど、
淡々と流れる文章とストーリーの美しさは秀逸。
-相手の幸福が、自分にとって不可欠な状態を愛という-
逝と、性と、セックスについて、
もう一度真摯に考えてみませんか。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2012年10月10日
- 読了日 : 2012年10月10日
- 本棚登録日 : 2012年10月10日
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