司馬さんの密教との出逢いは、幼少の頃の大峰さん登山だったとのこと。
そして、戦後の京都で、仕事として京都の寺々を回り、真言宗のお坊さんとの出会いがあり、空海という人に興味が沸いたとのこと。
空海自身が書いた文章、また、弟子たちが書き残した文章などをたよりに、空海の実像に迫った司馬さんの力作。
空海が生きた時代も感じがら、司馬さんの推理。
最澄さんとの書簡のやりとりであるが、密教の本質を、文章だけで悟ろうとした最澄、「それはないやろ」と空海。
いずれにしても、空海という人が取った決断・行動の推理、面白く、愉快に読めました(笑)。
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2017年12月6日
- 本棚登録日 : 2017年5月10日
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