いや~、おもしろかったです。
いとうせいこうさんの「ベランダー」エッセイ。
いとうさんがご自宅のベランダで、実に様々な植物(時に魚も)を育てる様子が書かれています。
それが、偉そうに「○○という花は、赤玉土がどうのこうの……、肥料はどうの…」と講釈をたれるわけではなく、どちらかというと「1年目は花を咲かせたのに、2年目はうんともすんともない」みたいな話が多いので楽しいです。
私もベランダで自分の気に入った花をちょこっとだけ育てていたことがあるので、「この花(木)は、枯れてるようにも見えるけど、捨ててしまっていいものかどうか」と悩む気持ちがよくわかります。
植物って死んじゃったように見えて、突然息を吹き返したりすることが、本当にあるもんなぁ。
本格的にガーデニングを楽しんでる人からすれば「なんなの!?」と思われるような内容かもしれませんが、私はこれくらいのスタンスが、一番共感できるな。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
2010年の読書
- 感想投稿日 : 2010年12月9日
- 読了日 : 2010年10月9日
- 本棚登録日 : 2010年12月9日
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