アンダーグラウンドは村上春樹の作品だが小説ではなかった。しかし、今までのこの作家に持っていたイメージは大きく変った。読みたいと思った。そこで図書館でこれを見つけた。この本は前に読んだ「みずうみ」の感想をどう書いたものかと思い書く前に読みだした。それからもう一度第3章を読んだので途中からまた読み出した。たった一日か二日置いたらそれまで読んでいた部分を忘れてしまっていた。私にはその程度の本だという事なのだろう。しいて言うなら「偶然の恋人」は中身を覚えていた。偶然出会った彼女、彼女から誘われるが彼はゲイだった。別れたあと彼女と同じ位置にほくろのある絶縁状態の姉に電話する。姉は彼女と同じ病気だった。彼女の心、彼女が何故彼を誘ったか、多分今の夫との暮らしにも満足し今までもそんな経験が一度もなかった彼女が彼を誘った気持ちが切ない。彼女は清潔で健やかに暮らしていたのだと思う。それ以外は読んだと言う記憶しか残らない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
「たなぞう」時代
- 感想投稿日 : 2007年11月4日
- 読了日 : 2007年11月4日
- 本棚登録日 : 2007年11月4日
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