引きこもりの32歳ニート処女イチコは出戻りの妹と喧嘩して家を出る。場末の100円ショップで働き始め、ろくでもない人間関係に翻弄されて再びどん底へ。
やがてボクシングを始め、次第に打ち込むようになっていく…。
というお話。
映画すみっコぐらしの直後にこれを観るとどういう気持ちになるか、というと、どん底な気分になります。特に前半はつらい。
ろくでもない女がろくでなしな男にひどい扱いを受けるのは辛い。おしゃべりな男は○ね。
このタイプのいろいろうまく行かないお話は観るのにパワーが要るので疲れます。
ボクシングに夢中になって上達していく様は応援したくなる。
はじめは素人目にも下手くそで力も無い感じの一子が、どんどんシャープな身体と動きになっていくのは感動もの。
え、これ役者さんの体型も実際に引き締まっていってる?すごくない?
そしてプロテストに合格して、初の試合に挑む。殴り、殴られて、白目を向き、血を吐く。負け続けた人生に、勝利をもぎ取ろうとするかのように…。
エンドロールまで見て気づいた、この人「万引き家族」に出てた人か。迫力ある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
映画・映像作品
- 感想投稿日 : 2020年5月11日
- 読了日 : 2020年5月8日
- 本棚登録日 : 2020年5月8日
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