書店のポップで気になっていた作品。先日、信用出来る筋(氏は甘口に過ぎるトコあるが)の推しもあって手にしました。
普段、歴史小説、時代小説の類とは縁遠い、自分。
コレは江戸時代末期の吉原遊廓を舞台にした連作短編集。
各章ごとに主人公は異なりますが、それぞれがリンクしあっていますので、順を追って読んで下さい。
色々とあり、読了まで四日かかってしまったが、中五日とか空けたくはなかった。とても素敵なはなし。
表題作「花宵道中」「青花牡丹」「十六夜時雨」は特に良かった。
そして、「大門切手」オーラスが八津でなかったのに、グッときた。八津だったらたぶん、評価★★☆☆☆に下がってしまったろうな……。
自分程度では、色彩やディテールで映像喚起しにくい部分あるのも否めないが、映画化(読んでる途中で知った)は、様々な意味で興味そそられない。
コミックは読んでみたいかな?!
R-18文学賞受賞作だけに官能系とみなされる部分もあろうかと思うが、根はソコでないと、自分は感じる。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年7月3日
- 読了日 : 2014年7月2日
- 本棚登録日 : 2014年6月28日
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